リールが通常の動画と違う理由
Facebookのリールを保存するとき、通常の動画とは少し勝手が違うと感じることがあります。リールは短い動画ではなく、別のフォーマットとして扱われているためです。形は縦型(9:16)で、サイズは1080×1920が中心です。クリップが次々と続く全画面のフィード向けに、Facebook側で再エンコードされています。
このエンコードは、スマホですぐ再生が始まることを優先した設定です。そのため、同じ長さの通常の投稿に比べると、リールの画質の上限は低めになりがちです。リールで720pが上限になるのはよくあることで、たいていは投稿された時点の状態をそのまま反映しています。
ウォーターマークについて、正直なところ
Facebookは、ほかのプラットフォームのようにリールへウォーターマークを焼き込むことはしません。Facebookで撮って、そのまま投稿されたリールなら、通常はウォーターマークなしで保存できます。
例外は、ほかのアプリで作った動画をFacebookにも投稿しているケースです。そのアプリが付けたロゴは、映像そのものに焼き込まれています。動画と同じピクセルの一部です。フレームを切り抜くか、上から塗りつぶすかしない限り、どんなツールでも消せません。消せると謳うサービスは、動画をトリミングしているか、実際には何も消していないかのどちらかです。保存したファイルにロゴが入っていたなら、Facebookに届く前から入っていたものです。
再投稿するときに構図を崩さないために
保存したリールは、元の縦型のまま残ります。横向きの動画を前提に組んだタイムラインに読み込むと、編集ソフトは左右に黒帯を足すか、左右を切り落とすかのどちらかになります。リールは被写体を中央に置き、字幕を下寄りに入れる構図が多いので、雑なトリミングはちょうどその部分を壊します。
読み込む前に、プロジェクトの設定を9:16に変えておいてください。サイズを変更したあとは、画面に入れた文字が最後まで見えているかを確認します。
音楽・音声と、ファイルに付いてこない権利
リールには、Facebookが用意した音源ライブラリの曲がよく使われています。このライセンスが認めているのは、Facebookのアプリの中でその曲が再生されることだけです。ファイルをパソコンに保存しても、YouTubeに上げても、広告に使っても、ライセンスは付いてきません。
ライセンス付きの音楽が入ったリールをよそに再投稿することは、自動の著作権侵害の申し立てを受ける最も多いパターンです。しかも申し立てが届くのは、元の投稿者ではなく再投稿した側のアカウントです。
音声だけが必要なら、MP3変換ツールで直接取り出せます。動画ファイルから自分で音声を抜き出すより手軽で、仕上がりもきれいです。
保存できないリール
保存できるのは、公開されているリールだけです。非公開アカウントのリール、限られた相手だけに公開されたもの、そしてストーリーは取得できません。どれも、見るだけでもログインが必要なためです。
リールのリンクの探し方
リールを開いて共有ボタンを押し、「リンクをコピー」を選びます。アプリからだと fb.watch で始まる短いURL、ブラウザからだと facebook.com/reel/ を含む長いURLになりますが、どちらでも構いません。入力欄はどちらの形も同じように扱います。
うまくいかないのは、リールそのものではなくプロフィールやリールのタブを指すリンクを貼ったときです。そのURLの先には動画が1本もないので、返せるものがありません。
保存したリールをカメラロールに入れる
Androidでは考えることはありません。ファイルが「ダウンロード」に入り、ギャラリーがすぐ拾います。
iPhoneでは何が起きているのかを知っておくと得をします。「ギャラリーに直接保存」とうたうツールがありますが、それはブラウザにできないことです。Safariのダウンロード先は「写真」ではなく「ファイル」で、iOSはWebページがカメラロールに書き込むのを許していません。「ファイル」でリールを見つけ、共有から「ビデオを保存」を選べば写真アプリに入ります。タップ2回で済みますし、これが同じ結果にたどり着く正直な道順です。
保存したリールを別の場所で使うとき
保存したリールはただのMP4なので、CapCutでもPremiereでもFinal CutでもDaVinci ResolveでもiMovieでも、変換をはさまずに読み込めます。ただ、何かを組み立てる前に知っておきたいことが2つあります。
1つは画質です。Facebookが公開している画質のまま届くので、リールの場合は撮影時の1080pではなく720pであることが珍しくありません。色を作り込んだり大きく切り抜いたりする素材には向きません。もう1つは音です。編集して自分用に持っておくのではなく再投稿するつもりなら、ライセンスされた楽曲の許諾はFacebookの外までは付いてきませんし、申し立てを受けるのはアップロードしたアカウントです。自分のリールを自分のアカウントに上げ直すのは普通のことですが、他人のものとなると話が変わります。